当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。

当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。


6月23日は河合隼雄の誕生日です。
この1年を振り返り、1年間に出版された書籍たちを集めてみました。
が・・・どうしても『物語を生きる』だけ見つからず・・・。
記念撮影の日に欠席した感じになってしまいました。ごめんね。
亡くなってからもこのようにたくさんの方に
河合隼雄の言葉を読んでいただけるのはありがたいことだと思います。
また、近年はアジアでの需要も高まっているようでこちらもうれしいことですね。
写真左上の、『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』の英語版が出版されたことも大きなことでした。
秋には久しぶりに東京でイベントを行う予定です。
正式に決まりましたらお知らせをいたします。
またこの1年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2017年6月23日
本日、京都市内にて河合隼雄物語賞・学芸賞の選考会が開催されました。
今回より新しいメンバーに加わっていただいた物語賞も、学芸賞も
さまざまな議論ののちに、すばらしい作品への授賞を決定することができました。
授賞作については下記リンクよりご覧ください!
第5回河合隼雄物語賞
〈選考委員〉上橋菜穂子 小川洋子 後藤正治 中島京子 (五十音順)
□授賞作品□
『あひる』 (2016年11月 書肆侃侃房)
今村夏子(いまむら・なつこ)

□著者略歴□
一九八〇年広島県生まれ。二〇一〇年『あたらしい娘』で第26回太宰治賞を受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた『こちらあみ子』で二〇一一年に第24回三島由紀夫賞受賞。二〇一六年文学ムック「たべるのがおそいvol.1」掲載の「あひる」が二〇一六年上半期芥川賞候補となり、のちに単行本化された。
□授賞理由□
奇妙な世界を描いているようでありながら、実はありのままが描かれている不気味さがある。
物語の元型的な力を認識させる作品である。
□今村さんの受賞コメント□
ありがとうございます。これからも書き続けていきたいです。
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月7日発売)誌上で発表いたします。
学芸賞の記事はこちら
また、今年から「Webでも考える人」でも授賞作を発表しております。
※現在は、サイトリニューアルし、「考える人」で引き続き掲載されております。
ぜひそちらもごらんください!
第5回 河合隼雄学芸賞
〈選考委員〉岩宮恵子 中沢新一 山極寿一 鷲田清一(五十音順)
□授賞作□
『落語に花咲く仏教-宗教と芸能は共振する-』
(2017年2月 朝日新聞出版)
釈徹宗(しゃく・てっしゅう)

□著者略歴□
1961年生まれ。宗教学者・浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学人文学部教授、特定非営利活動法人リライフ代表。専攻は宗教思想・人間学。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。その後、如来寺住職の傍ら、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、現職。『不干斎ハビアン 神も仏も棄てた宗教者』『おてらくご』『法然親鸞一遍』『親鸞の教えと歎異抄』『ブッダの伝道者たち』『落語でブッダ』『死では終わらない物語について書こうと思う』『仏教シネマ』(秋田光彦との共著)『聖地巡礼』(内田樹との共著)『70歳!』(五木寛之と共著)『お世話され上手』等、著書多数。
□授賞理由□
仏教の教えが笑いを通じて庶民の共振を呼び起こし、さらに自らも笑いものにするという日本仏教固有の位相を僧侶でもある著者が浮かび上がらせた。
□釈さんの受賞コメント□
連絡を受けて自分でもおどろくぐらい喜びに満たされています。選考委員の先生方にお礼申し上げます。大きな影響を受けた河合隼雄先生の名を冠した賞をもらう日が来るとは。
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月7日発売)誌上で発表いたします。
学芸賞のページはこちら
また、今年から「Webでも考える人」※でも授賞作を発表しております。
※現在は、サイトリニューアルし、「考える人」で引き続き掲載されております。
ぜひそちらもご覧ください!
第1回 藤原辰史 『ナチスのキッチン 「食べること」の環境史』 (2012年5月 水声社)
第2回 与那原恵 『首里城への坂道:鎌倉芳太郎と近代沖縄の群像』 (2013年7月 筑摩書房)
第3回 大澤真幸 『自由という牢獄 ―責任・公共性・資本主義 ―』(2015年2月 岩波書店)
第4回 武井弘一 『江戸日本の転換点-水田の激増は何をもたらしたか』(2015年4月 NHKブックス)
第5回 釈徹宗 『落語に花咲く仏教-宗教と芸能は共振する-』(2017年2月 朝日新聞出版)
第6回 鶴岡真弓 『ケルト再生の思想―ハロウィンからの生命循環』(2017年10月 筑摩書房)
第7回 『土 地球最後のナゾ─100億人を養う土壌を求めて』(2018年8月 光文社新書)
それぞれの詳細は下記のボタン(1,2,3・・・)よりごらんいただけます
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。