当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。
〈物語と日本人の心〉コレクションも5冊目となります。
「昔話と現代」が2月16日、岩波現代文庫より発刊となりました。
この本は、『生と死の接点』(岩波書店)に収録されていた
「日本人の美意識」や「グリムの昔話における「殺害」について」、
雑誌「日本研究」に発表されていた「『風土記』と昔話」などからなる10章から構成されています。
また、「猫、その深層世界」や「境界体験を物語るー村上春樹『海辺のカフカ』を読む」など
読み物的な論考が収録されているのも魅力ですね。
解説を書かれたのは臨床心理学者の岩宮恵子さん。
主婦たちに贈るこころマガジン「清流」(清流出版)をご存じでしょうか。
一般書店では販売されていませんが、ウェブや電話にて注文することができる雑誌です。
2017年1月1日発売の最新号に、河合隼雄の関連記事が掲載されます。
これは、「もう一度、ファンタジーを読む」という特集のなかの河合俊雄代表理事のインタビュー記事で、
同じ特集の中には河合隼雄物語賞選考委員の上橋菜穂子さんの記事も掲載されています。
河合俊雄へのインタビューは、「心の深いところが描かれているファンタジー」として
岩波現代文庫の〈子どもとファンタジー〉コレクションを紹介しつつ、
子ども向けのお話をぜひ大人にも読んでほしいと自らも夢中になって本を読み、
指南書のような本をたくさん書いた河合隼雄の思いに触れています。
この指南書のシリーズが〈子どもとファンタジー〉コレクションなのですね。
12月23日より、新潮文庫刊『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』電子書籍版の配信が開始されました。
この本は、タイトルの通り、作家・村上春樹さんと河合隼雄の対話で構成されています。
トピックは阪神淡路大震災から結婚生活に至るまで多岐にわたりますが、
ここでも大事なテーマになっているのは「物語」の力、ではないかと思います。
河合隼雄物語賞・学芸賞創設を記念した公開インタビューで、
村上春樹さんは、「物語」についての理解を共有していたと述べられています。
二人が共有していた”なにか”をそのまま知ることはできませんが、
この本は少なくともその一端を私たちに示してくれているものなのではないかと思います。
と、いったん真面目に書いてみたのですが、
この本は、村上春樹さんと河合隼雄の本、というだけで「宝物」みたいと言っていただくことが多く
財団にもよくお問い合わせをいただく本のひとつでもあります。
今年の夏には英訳本も出版されました(その際の記事リンクは下に)。
本は紙で読みたいなあ、という気持ちもあるのですが、やっぱり電子版って便利です。
ちょっとしたすきま時間に読めたり、検索ができたり、旅行にも手軽にもっていけたり。
好きな本がいつも手元にある感じ、というのも電子書籍ができてからの感覚かもしれません。
Kindle、楽天kobo、紀伊國屋書店Kinoppyほか各電子書店で配信中です。
お手持ちのスマートフォンやタブレットなどでお読みいただけます。
・Kindle https://www.amazon.co.jp/dp/B01N2RMTKC/
・楽天kobo http://books.rakuten.co.jp/rk/2fb494bc09db3b6e93b3361814a0a7b0/
・紀伊國屋書店Kinoppy https://www.kinokuniya.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?CAT=08&GOODS_STK_NO=EK-0381921
〈物語と日本人の心〉コレクションⅣより、河合隼雄『神話の心理学 現代人の生き方のヒント』が岩波現代文庫より発刊となりました。
本書の内容は、季刊誌『考える人』(新潮社)に2002年夏号~2005年春号まで「神々の処方箋」として
連載されていたものが元になっていて、
その後、2006年に大和書房より同タイトルで単行本化されていたものです。
解説は哲学者、宗教学者としてで独自の研究を展開されている鎌田東二さん。
なかなか印象的な装丁のこの本は、河合隼雄『大人の友情』の中国語版です。
すでに台湾で翻訳、出版されていたのですが、このたび新たな版として発刊されました。
日本語版の表紙が風景の絵なのに対して、台湾のものはインパクトある人の顔デザイン。
文化の違いが現れているようでおもしろいです。
大人の友情は、現在もよくツイッターなどで感想を書いていただいているのを見かける本のひとつです。
2005年に『ほぼ日』の「担当編集者は知っている」のコーナーで朝日新聞社の矢坂様が
この本について語っておられます。
このサイトが生まれるより前のものなので、ここで改めてご紹介。(とてもおもしろいのです)
「ともだち」ってなんだろう、ということをいろいろな角度から考えた本です。
この機会に日本語版の方も手にとっていただけるとうれしいです。
※特定非営利活動法人 文化創造 および それに付随する河合隼雄公式サイトはこちらのサイトに統合・移転いたしました。