第5回 河合隼雄学芸賞

〈選考委員〉岩宮恵子  中沢新一   山極寿一   鷲田清一(五十音順)

 

□授賞作□

 『落語に花咲く仏教-宗教と芸能は共振する-』 

(2017年2月 朝日新聞出版)

 

釈徹宗(しゃく・てっしゅう)

 

 

□著者略歴□

1961年生まれ。宗教学者・浄土真宗本願寺派如来寺住職、相愛大学人文学部教授、特定非営利活動法人リライフ代表。専攻は宗教思想・人間学。大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。その後、如来寺住職の傍ら、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、現職。『不干斎ハビアン 神も仏も棄てた宗教者』『おてらくご』『法然親鸞一遍』『親鸞の教えと歎異抄』『ブッダの伝道者たち』『落語でブッダ』『死では終わらない物語について書こうと思う』『仏教シネマ』(秋田光彦との共著)『聖地巡礼』(内田樹との共著)『70歳!』(五木寛之と共著)『お世話され上手』等、著書多数。

 

□授賞理由□

仏教の教えが笑いを通じて庶民の共振を呼び起こし、さらに自らも笑いものにするという日本仏教固有の位相を僧侶でもある著者が浮かび上がらせた。

 

□釈さんの受賞コメント□

連絡を受けて自分でもおどろくぐらい喜びに満たされています。選考委員の先生方にお礼申し上げます。大きな影響を受けた河合隼雄先生の名を冠した賞をもらう日が来るとは。

 

※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月7日発売)誌上で発表いたします。

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また、今年から「Webでも考える人」※でも授賞作を発表しております。

※現在は、サイトリニューアルし、「考える人」で引き続き掲載されております。

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