一般社団法人 河合隼雄財団 | KAWAI HAYAO FOUNDATION

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一般財団法人 河合隼雄財団ロゴマーク

当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。

新着情報

この1年に出た河合隼雄関連の書籍を集めてみました

今日、6月23日は河合隼雄の誕生日です。

誕生日記念として、この1年に出た河合隼雄関連の書籍を集めてみました(復刊、増刷含む)。

 

2015誕生日一年間の書籍

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第3回河合隼雄物語賞・学芸賞の発表会見を公開しています

左の「河合隼雄物語賞・学芸賞」から、あるいは下記リンクよりご覧いただけます

https://www.kawaihayao.jp/ja/prize/prize-820.html

第3回河合隼雄物語賞・学芸賞発表記者会見を公開いたします

2015年5月11日、第3回河合隼雄物語賞・学芸賞の選考・記者発表が行われました。

(賞の詳細はページ左の「河合隼雄物語賞・学芸賞」をクリックしてご覧ください)

 

 

今年の記者発表は、両賞の選考委員を代表し、

物語賞は上橋菜穂子委員、学芸賞は鷲田清一委員がつとめてくださいました。

 

 

『河合隼雄自伝ー未来への記憶』が新潮文庫より増補・復刊されます

『河合隼雄自伝 ー未来への記憶ー』が新潮文庫より復刊されることになりました。

(6月1日発刊、Amazonでは5月28日~)

 

これは、岩波新書から上下巻で刊行された『未来への記憶―自伝の試み』を改題したもので、

「未来への記憶のつづき」(『私が語り伝えたかったこと』河出書房新社所収)が増補されています。

 

 

河合隼雄自伝

 

伝記というと、なんとなく「偉い人の立派な話」とか、「苦労しながらも成功する話」とか・・・

  

いずれにせよ、何かよくできたお話というぼんやりとしたイメージがありますが、

 この「自伝」は、そうした「よくできた」ものというよりむしろ、

 子ども時代、寝る前にきいたおはなし、といったような印象を受けます。

 

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第3回(2015年度)

第3回 河合隼雄物語賞

〈選考委員〉上橋菜穂子 小川洋子 宮部みゆき (五十音順)

 

□授賞作品□

かたづの! (2014年8月 集英社)

かたづの

 

□著者略歴□
中島京子(なかじま・きょうこ)

1964年東京都生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒業。出版社勤務、フリーライターを経て、2003年『FUTON』で作家デビュー。2010年『小さいおうち』で第143回直木賞受賞。同作は山田洋次監督によって映画化され、2014年公開。同年には『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞を受賞。著書に『イトウの恋』『ツアー1989』『平成大家族』『宇宙エンジン』『東京観光』などがある。最新刊は『パスティス  大人のアリスと三月兎のお茶会』。

 

□授賞理由□

「人が『ありえない』と思うようなことは、実はしばしば起こる」。史実をもとにしながら羚羊の角に語らせることによって、史実が物語に変容する。「物語とは何か」について大きなヒントを与えてくれる独創的な作品である。 

 

■中島京子さんの受賞コメント■

本当にうれしいです。敬愛する先生方に選んでいただき、光栄です。初めてファンタジーというものを書いたのですが、評価していただけてうれしいです。

※正式な受賞の言葉や選評は「考える人」2015年夏号(7月4日発売)誌上で発表されました。