第13回河合隼雄物語賞
〈選考委員〉岩宮恵子 小川洋子 松家仁之 (五十音順)
□授賞作□
『あのころの僕は』
小池 水音(こいけ・みずね) (2024年9月10日刊行 集英社)
□著者略歴□
1991年東京生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。2020年「わからないままで」で第52回新潮新人賞を受賞しデビュー。3作目「息」が第36回三島由紀夫賞候補作に。同作とデビュー作を収録した初の単行本『息』は第45回野間文芸新人賞候補作となった。
□授賞理由□
思春期の感性で五才の言葉にならない感情を高解像度で示した作品
□受賞のことば□
誰もが知る物語という言葉の深遠さと卑近さ、その両方を河合先生の著書から学びました。たいへん光栄な賞をいただきありがとうございます。
※正式な受賞の言葉や選評は「新潮」8月号(7月7日発売)誌上で発表いたします。
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