『こころの処方箋』は1992年に新潮社から刊行された本ですが、今なお、多くの方に親しまれています。

ここでは、本書に収められた55の言葉から、有名なものを紹介します。

「ウソは常備薬、真実は劇薬」こころの処方箋

100%正しい忠告はまず役に立たない、と河合隼雄は言っています。

誰がいつ聞いても正しい言葉は、人のこころに響かない。
自分が決意し、自分をかけ、責任をとる。そうして力が込められた言葉こそが、こころに響くのでしょう。

日常では、人は自動的に、表面的に、エネルギーをかけずに生きています。
しかし、ここぞというときには自分で真剣に感じ、考える。
こころというのは、そのことを通じてしか動かないものなのかもしれません。

この他にも、こころに効くたくさんの言葉が収められています。
ぜひご一読ください。