第2回 河合隼雄物語賞

〈選考委員〉上橋菜穂子 小川洋子 宮部みゆき (五十音順)

 

□授賞作品□
私のなかの彼女
(2013年11月 新潮社)

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□著者略歴□
角田光代(かくた・みつよ)
1967年神奈川県生れ。早稲田大学第一文学部卒。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人 賞、97年『ぼくは君のおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、 03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、11 年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花賞を受賞。著書に『くまちゃん』『月と雷』等多数。

 

□授賞理由□
書き手の内面を掘り下げる方向ではなく,他者との関係がいかに「物語」を書かせてしまうか,それを見事に浮かび上がらせた作品である。

 

■角田光代さんの受賞コメント
「私小説」としてとらえられがちだけれども、そうではなく、「物語」として評価をいただいて、たいへんうれしいです。

※受賞の言葉や選評は「考える人」2014年夏号(7月4日発売)誌上で発表されました。