一般社団法人 河合隼雄財団 | KAWAI HAYAO FOUNDATION

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一般財団法人 河合隼雄財団ロゴマーク

当財団のロゴマークは、画家・装幀家・絵本作家の安野光雅氏に描いていただきました。
安野氏は生前の河合隼雄と交流が深く、多くの著書の装幀を手がけられています。
ロゴマークと河合隼雄について、週刊朝日2013年1月25日号の安野氏のエッセイ「逢えてよかった」で紹介されました。

新着情報

第4回河合隼雄物語賞が決定いたしました!

第4回 河合隼雄物語賞

〈選考委員〉上橋菜穂子 小川洋子 宮部みゆき (五十音順)

 

□授賞作品□

 『悪声』         (2015年6月 文藝春秋)

いしいしんじ

 

悪声

 

□著者略歴□

1966年、大阪府大阪市生まれ。京都大学文学部仏文科卒業。現在京都市在住。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲治賞文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞を受賞。他の著書に『ポーの話』『みずうみ』『四とそれ以上の国』『その場小説』『京都ごはん日記』(1.2)『港、モンテビデオ』『よはひ』などがある。

 

□授賞理由□

人間にとらわれずコケや水、無機物など言葉を持たないものも含めた全象が発する声を一人の書き手が聴きとり、生みだしたかのような物語である。

 

■いしいさんの受賞コメント■

たいへん光栄な賞を頂いて、うれしいです。河合隼雄さんの著作は、中学の頃から愛読しており、また現在は京都にいることもありご縁を感じております。これからも自分らしい物語を作っていきたいと思います。

 

 

 

※正式な受賞の言葉や選評は「考える人」2015年夏号(7月4日発売)誌上で発表いたします。

斉藤祝子さんと武満徹さん

ゴールデンウィークも終わり、という方も多いでしょうか。
また日常が始まっていきますね。

さて先日、代表理事のところに斉藤祝子さんが訪ねてくださいました。

 

斉藤さんは日本とドイツで文化史、地理、人類学を学び、

ベルリン芸術大学で修士課程を修了された作家さんですが、

現在、京都のギャラリー白川において、斉藤祝子展-武満徹へのオマージュ が開催中ということで

京都にいらしていたのだそうです。

 

http://www.galleryshirakawa.com/blog/?p=410

斉藤祝子さん

 

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文化庁の京都移転に際して

3月22日、文化庁の京都移転方針が決定しました。

文化庁が京都にあれば・・・というアイディアは河合隼雄が生前、よく言っていたことでもありました。

 

今回の決定に際し、

3月30日の京都新聞には、京都を代表する方々から

京都への移転を歓迎するメッセージが寄せられました。

 

当財団代表理事河合俊雄からも以下のようなメッセージを送っています。

「父・河合隼雄は、長官であったときに、文化庁が京都にあればよいなあ、とよく申していました。

京都に文化庁の分室を設け、「関西元気文化圏」という試みをはじめたのも、

今回の移転につながったのかなと思うと感無量です。

きっと京都を囲む山々から応援していると思います。

一般財団法人 河合隼雄財団代表理事 京都大学教授 河合俊雄」

 

201604鴨川桜咲きかけ

3月の末、だんだんと開き始めた鴨川の桜のように、

関西を拠点に日本文化の豊かさがますます発展し、さらに広く世界へ発信されていくことを

願っております。

 

河合隼雄の仕事一覧を更新しました

ごぶさたしております。

河合隼雄財団広報室です。

 

201602鴨川

 

春が花粉と共にやってきていますね。

河合隼雄財団では、ただいま今年のイベントを準備中です。

近日中に情報公開いたしますので、よろしくお願いいたします。

 

さて、地道に進めております河合隼雄の業績整理ですが、

いったん、整理がつきましたので現時点での最新ファイルを公開しております。

https://www.kawaihayao.jp/ja/work/work_list/

 

現在は、基本的に河合隼雄が一人で書いたものについてのみ、

掲載しております。

今後、対談や鼎談などの業績についても順次公開してまいります。

 

文字として残された河合隼雄の言葉がみなさまとの対話を通じて

これからも社会で生かされていくことがあれば幸いです。